イット・ランズ・イン・ザ・ファミリーを観た

「イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー〜パパと呼ばないで〜」を昨日観劇した。

ちなみに今日が千秋楽である。お疲れ様でした。

 

 

イット・ランズ・イン・ザ・ファミリーとは錦織一清さんとA.B.C-Z塚田僚一くんが出演している舞台である。

私はこの舞台を観に行くのがとても待ち遠しかった。九月からパルコ劇場でしていて、かなり好評だったので十一月まで待たねばならない私はずっとうずうずとしていた。早く観たい、レズリーくんをこの目で堪能したい、と待っていた。Twitterではレズリーくんの情報やイラストや共演者さんがツイートする塚ちゃんの後ろ姿の写真が流れていて、それらを眺めずっと楽しみにしていた。

 

そして昨日である。私は二部だったので夕方こっそりと森ノ宮ピロティホールへと向かった。

パンフレットを購入し、席で「ルードウィヒ・B」のフライヤーを眺めていた。

そうするとアナウンスと共に舞台が始まった。

 

私が最初に思った事は戸塚くんの演技は錦織さんの演技と似ているな、という事だった。まずそこかと私自身もなったが昨日「出発」の事を書いていたから仕方がないと落ち着いた。錦織さんの舞台を観るのが初めてだったため少し驚いた。

錦織さんと他の出演者さんたちの掛け合いが早く、面白く最初から笑ってしまった。次から次へと色々な情報が入ってくるが、回りくどいものや、ややこしいというものは一切なくシンプルで面白いものだった。

 

レズリーくんはまだかと少々うずうずとしていた部分もあり、レズリーくんが登場したとき分かりやすく反応してしまった。

その時に見た塚田僚一はいつも見る笑顔が素敵な塚田僚一ではなく、レズリーくんだった。18歳のパンク少年、お母さんが大好きなレズリー少年だった。「ママはどこ!」と叫ぶレズリー少年はとても可愛かった。青と赤のモヒカン、革ジャン、片耳にピアスが三つ、そんな見た目に反してかわいい性格。ママって可愛いなあとほのぼのとしてしまった。

 

レズリーくんは基本的に暴れていて、最初なんてずっと吐きそうになっているキャラだった。だけど先ほども書いた通り「ママー!」と叫んだり、嘘の情報で死んだって伝えられた時も「ママが死んだ!?」と驚いて号泣したり「あのブタ野郎!」という風にパパの事を思いっきり罵ったり。

でもパパの正体(デーヴィッド役の錦織さんが嘘をついてヒューバート役の酒井さんに押し付けた、要するにパパ(嘘)酒井さん)が分かった瞬間に「パパー!」「ヒーローだぜ!」となるレズリーくんがとても愛らしかった。

パンフレット等にも書いている通り、いつもの塚ちゃんは怒る事をせず、にこにこ笑顔が特徴の人という印象だが、今回の舞台はずっと怒っていて暴れていてお父さんを探すためならどんな事だってする暴れん坊レズリーくんでそのギャップもA.B.C-Zファンである私にとっては面白かった点である。

 

共演している酒井敏也さんの頭やほっぺにちゅっとするシーンがあったのだが、そこには思わずテンションが上がってしまった。何度も何度もちゅっとするものだから思わずオペラグラスでそこを凝視、何度も凝視。興奮が隠せなかった私であった。仲睦まじく肩を組んだり抱きしめたりしていて親子と言われたら確かに、と頷きそうである。ジャニーズwebの塚ちゃんの連載を見ていると、酒井さんとすごく仲良くしているみたいで、本当の親子みたいで楽しそうだと感じた。

やはり塚ちゃんといえばアクロバットであるのか、宙返りをするシーンなどが二ヶ所程あった。そこのシーンでは客席からは「お〜」と感動する声が上がった。私も思わず「オオ〜」と声を上げた。かっこ良かった。そこは塚田僚一だった。

ヒューバートがヒューバートの母親に頭をはたかれるシーンがあったのだが、そのとき私はオペラグラスでレズリーくんを見ていたのだが、そのときのレズリーくんの表情がすごく可愛かったという事を忘れないようにここに記しておく。人がはたかれたからすごく痛いというような表情をしたのである。とても可愛かった。一番忘れてはいけないと思い、舞台終了後すぐに携帯のメモ機能でメモをした、今見返すとちょっと意味が分からないので整頓してここに書き記しておこう。

 

最後に出演者一同でホワイト・クリスマスを歌うのだが、(そういえばクリスマスの話だったとそのときに思い出した。)その時の塚ちゃんを見て何故か感動をしてしまう私だった。ホワイト・クリスマスを歌う塚ちゃんを見ていいなあと思ったのだろうか。それから家に帰るとずっとホワイト・クリスマスを流している。もう気分はクリスマスである。七面鳥とケーキをヒューバートのお母さんに作っていただきたい。

 

物語的に言えばレズリーくんにパパと打ち上げられなかった(というか信じてもらえなかった)のだが、結論的には円満に解決。めでたしめでたしであった。本当に面白く、楽しい舞台だった。全ての出演者一人一人の個性が光っていて、キャラクターも全員輝いていた。素晴らしい舞台だった。

 

カーテンコールのあとに錦織さんと塚ちゃんが二人で舞台上に出てきた。その時の塚ちゃんはいつも通りの塚ちゃんだった。天然を発揮していた、それにほっとする私。錦織さんの隣だと借りてきた猫のようになる塚ちゃん、それも可愛かった。

錦織さんのツッコミもすごく冴えていてその二人が喋るだけでも面白かった。

 

隣の席の人が、「レズリー役の人、すごいね」と言っているのをこっそりと聞いていてすこし誇らしかった。やはり褒められるのは嬉しい。(私の事ではないが)

本当にこの舞台上の塚ちゃんはかっこよくてかわいくておもしろくて、塚ちゃんを知ってまだまだ短い私は新たな一面を見れた気がした。機会があればもう一度、と言いたいが今日で終わったのだった。だけども一回でも観れてよかった、満足である。

 

パンフレットを再び眺めながらこれを書いていたのだがとても楽しかったという気持ちが今でも膨れ上がってくる。

 

イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー〜パパと呼ばないで〜

改めてお疲れ様でした。ありがとうございました。塚ちゃん、面白かったです。ありがとう。